日本の水道水は海外と比べるとかなり高い基準で塩素消毒されていることが知られています。ヨーロッパなどではほとんど塩素消毒されないのにもかかわらず、なぜ日本の水道水がこれほどまでに塩素消毒されるのでしょうか?その理由は衝撃的なものでした。
アメリカ兵は日本の水道水を恐れて飲まない事実
塩素消毒される理由を書くまえに日本の塩素消毒された水道水の問題点を米兵のエピソードの紹介を交えながら書いていきます。
元陸上自衛官の池田整治氏の著書「マインドコントロール」からの引用です。
私がこの問題に初めて直面したのは、一九九〇年、上信越、つまり裏関東を担当する第十二師団の訓練班長をしている時に、師団として初めて日米共同実動訓練を行うことになり、米軍側の担当者と宿営地のインフラに関して調整していた時だった。水に関しては水道水をそのまま使うように話すと、「日本の水はポイズン(毒)が入っているからそのままでは使えない」という。私は思わず耳を疑った。そして「それは何のことだ?」と尋ねると、米軍担当者は「日本の水道水には塩素が入っているので、そのままでは使えない」と明確に答えた。結局、浄水装置を使って塩素を取り除くことで合意したが、この時を境に、私は日本の水道水について考えざるを得なくなった。
(出典:池田整治「マインドコントロール」ビジネス社)
米兵は明確に「毒」と言い切り、飲むのを拒んだようです。日本では塩素消毒が当たり前で、それが毒だと言われてもピンとこない人も多いと思いますが、果たしてどれほどの毒性があるのでしょうか。
実は第二次世界大戦のドイツの収容所では多くのユダヤ人がホロコーストに遭いましたが、その時に使われたのが「塩素ガス」でした。
塩素ガスはそもそも世界で初めての化学兵器として有名です。1915年4月22日に初めて戦争に使われましたが、7キロの全線にわたって168トンの塩素ガスが放たれ600人の兵士が犠牲になりました(ラーフェンシュタール村・ベルギー)。
世界初の化学兵器となり多くの命を奪うことになる塩素ガスは、フリッツ・ハーバー博士(窒素を空気中から取り出す窒素固定法を開発しノーベル賞も受賞した)によって開発されましたが、ハーバー博士が取り組んでいる研究を知らされたアインシュタインは「君は天才的な頭脳を、間違った目的に使っている」と思わず叫んだというエピソードがあります。
ハーバー博士は毒ガス兵器がドイツ人を救い、戦争を早く終わらせるものだと信じて止まなかったそうですが、のちにユダヤ人のホローコストに使われました。博士自身もユダヤ人なのは皮肉な話です。
ちなみに塩素ガスの一般的な説明は以下の通りです。
塩素(原子番号17、化学式Cl 2)のこと。刺激性のある黄緑色の気体(ガス)であるが、保存・使用しやすくするため化合物として液体や固体にすることが多いため、区別のため特に「塩素ガス」と記述する。水道水やプールの水の消毒の他、漂白剤・消毒剤として一般家庭で広く用いられており、医薬染料・金属精錬などにも用いられている。毒性が強く、目や皮膚、気道などを痛め、吸入すると肺水腫を起こすこともある。労働衛生上の塩素ガスの許容濃度は1ppmで、高濃度の塩素を吸入した場合死に至る。初の化学兵器として第1次世界大戦でも用いられた。塩素系のカビ取り剤・漂白剤を酸性のものと混ぜると塩素ガスを発生するため注意が必要。(コトバンク「知恵蔵miniの解説」)
一般的な説明だけでも物騒ですね。
池田整治氏は塩素ガスについて、こうも書き記しています。
誤解を恐れずに言えば、私たちが普段使っている「密室」の風呂場は、ホロコーストに近い環境と言えなくもない。ただ室内の塩素ガス濃度が薄いだけの話である。(出典:池田整治「マインドコントロール」ビジネス社)
そこまで言われると大げさに聞こえるかもしれませんが、塩素消毒された水の危険性を訴える声は世界中であるのでその一部をご紹介します。
「水道水の殺菌に用いられる塩素は、発ガン性との関連があるといわれている。塩素殺菌水を飲むアメリカ人10人のうち、7人は長い期間にわたる場合、その安全性が疑問視されている。それは、膀胱ガンの2倍のリスクがあるといわれる。」
【USニュース&ワールドレポート】
「希釈された塩素溶液を身体全体に浴びると、一部の皮膚の油(皮脂)と反応を起こし塩素化合物となり、それが身体に吸収されてしまう。塩素の酸化力のために連続的に塩素処理水を浴びると、老化を促進する。」
「動脈硬化とそれによる心臓の発病と発作の原因は、我々の飲み水の中にある至る所の塩素以外何者でもない。」 【心臓冠状動脈・コレステロール・塩素・Dr.J.M.Prise M.D】
このように塩素消毒水の危険性はただの都市伝説ではなく、科学的エビデンスがある話なのです。
しかも日本の水素濃度の基準は上限がありません。日本は0.1ppm以上と基準とされており下限だけ設けられ、上限がありません。
その一方、アメリカやフランスでは0.1ppm以下、エコ先進国のドイツでは0.05ppm以下という厳しい基準で、下限はなく上限だけが設けられています。
そして、世界的にも水質が良い事で知られているヨーロッパ諸国のほとんどは塩素消毒を行いません。日本は世界的にみて異常な塩素濃度なのです。塩素濃度が高い水を恐れる米兵が日本の水を飲まない理由がここにあります。
さらに日本の水道水は塩素だけではなく、古い水道管から溶け出した鉛や、農薬、有機物質と塩素が化合してできた、トリハロメタンやMX等が猛毒の原因となっていることで知られています。
日本の水道水は塩素消毒のおかげで大腸菌やコレラ菌などの菌を滅却できていますが、その一方で発がん性が疑われる塩素まみれの水道水になって、更にその塩素が元となって様々な危険物質が生み出されているのです。
塩素消毒が完全な悪とは断じれませんが、だからといってその危険性を無視して飲むわけにもいきません。
もはや水道水を安全に飲むには塩素やトリハロメタンなどの物質をフィルターで除去できる浄水器を導入するしか手立てはありません。
ネットでそれらの物質を除去できるものを調べて購入するのがいいでしょう。回し者でもなんでもないですが、「ガイアの水」がお手頃価格で高機能なのでオススメです。
なぜマッカーサーは日本の水道水の塩素消毒を命じたのか
日本の水道水が全国的に塩素消毒されるようになった理由は、戦後のGHQ占領政策におけるマッカーサーの指示によるものでした。
実は戦前からも塩素消毒は一部(東京、大阪、横浜など)で行われていましたが、当時の日本は除菌能力に優れていた「緩速ろ過方式※」を用いていたことや、現代のように水源汚染があまり進行していなかったために臨時的に塩素消毒をするだけでも十分に殺菌ができていたようです。
(※「緩速ろ過方式」:現在もヨーロッパで主流の浄水法で、微生物のバイオフィルム形成によって、ゆっくり水を浄化する方法です。ヨーロッパから広がり世界中で採用されていますが、日本では自治体によっては緩速ろ過方式を導入していますが、その数は少なく、ほとんどが科学的な方法で短時間で消毒をする「急速ろ過方式」を導入しています。)
しかし、戦後の占領期になると事態は一変します。
GHQは厚生省に対し、日本全国の水道水は0.1ppm以上の塩素消毒をするようにと命じました。
GHQが塩素消毒の基準を高めた理由は様々な憶測がありますが、日本人の愚民化政策の一環であるという説がよく挙げられます。実際、GHQは日本人が2度とアメリカに歯向かわないように愚民化政策を行いました。
有名なのが「3S政策」です。3Sとは、Screen(映画), Sport(スポーツ), Se●(性産業)のことで、それらを用いることで大衆が政治に関心を寄せなくなるようにするという愚民化政策が行われました。
その結果、映画やエンターテインメントが興隆し、プロ野球(アメリカ発祥のスポーツ)が国民的娯楽となり、性風俗が開放されました。簡単に言えばアメリカ的な娯楽産業を作り、それらに目を向けさせることにより、民衆が感じている社会への不満や政治への関心を逸らさせて大衆を自由に思うがままに操作し得るとされる。もっと平たく言えば「ガス抜き」政策です。
戦後の日本を振り返ってみてください。アメリカナイズされ、娯楽に溢れた結果、政治に関心をもつ人が減ってきているということがわかるはずです。もはや昔の安保闘争や学生闘争のような出来事は今の日本では起こらないでしょう。3S政策は戦後から今までずっと続いているのです。
そのような愚民化政策(骨抜き政策)の一環として日本人の体の内側から壊していくという策略(そのうちの一つが塩素消毒)があったのではないかという憶測があるのです。
3S政策が確かにそのようなことがあったとしてもおかしくはありません。
アメリカに命じられて出来た塩素消毒ルールですが、命じた側のアメリカ兵はその消毒水を飲もうとしません。それが歴史的にみても科学的にみてもどれだけ危険なものであるかということを熟知しているからでしょう。
完全にナメられたものですが、これに対策を打つのであれば「浄化」しかありません。今更水道の法律を変えて塩素消毒を無くさせるようなことはそうそう出来ないでしょうから。
上で挙げたような浄水器を購入するなどして、自らの命は自ら守るしかないのです。特にシャワーやお風呂での経皮吸収に気をつけたほうがいいです。口から入るものは肝臓がある程度無害化してくれますが、経皮吸収されるものに対しての無害化機能はありません。シャワーヘッドにつけるタイプの浄水器もあるのでそういったものを買うことをオススメします。
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