あなたの心身を蝕む白砂糖の10の害と医学的根拠

砂糖(特に白砂糖)が体に悪いというのは常識になりつつあるように思います。

 

しかしその一方で「砂糖は脳に必要」とか「砂糖は筋肉に良い」という宣言をよく見かけます。

 

砂糖は本当に体に悪いのか?不健康なのは嘘なのではないかと疑問に思う人も少なくないと思います。

 

しかし、砂糖が体に良いというのは半分真実が混ぜ込まれた巧妙なる宣伝と言えます。

 

というのも確かに脳が糖(ブドウ糖=グルコース)を必要としていますし、筋肉の発達にも不可欠であります。

 

しかし、いわゆる炭水化物というのはブドウ糖を含みますが、複雑な構成の分子で、体内で分解を重ねて糖になるという間接的な糖なのですが、砂糖はブドウ糖と果糖だけで成り立っているという非常にシンプルな分子で、即座に血糖値を上げる直接的な糖なのです。

 

この直接的な糖は血糖値を上げるだけでなく、様々な害があることは様々な医学的な研究で判明しています。

 

ここではその砂糖の具体的な危険性について医学的な根拠をもとに10の要点にまとめました。

 

 

①砂糖はミネラルの吸収阻害を起こす

 

砂糖がどうしてミネラルの吸収を阻害するのでしょうか。

 

その答えの一つが糖反射です。

 

東京大学の研究によると人間は砂糖を摂ると胃と十二指腸の働きが一時的にストップしてしまうことが判明しました。

 

ウィキペディアの砂糖についてのページにも糖反射について書かれています。

 

ヒトの胃は1分間に約3回ほどのペースで動いているが、胃内に糖が入ると胃の動きが止まることが東京大学での実証試験で判明している。被験者に砂糖水を飲ませると数十秒間胃腸の動きが完全に静止し、逆に塩水を飲ませると胃腸の動きが急に活性化した。さらにはチューブで直接十二指腸へ糖分を流し込んだ実験でも胃の運動が停止した。量的には角砂糖の1/4-1/5個くらいで起こる。糖分は唾液、胃液、腸液などで5.4%等張液になり消化吸収されるため大量の糖分の摂取により1時間以上という長時間の停滞が起こるとされる。(出典:『砂糖』Wikipedia)

 

砂糖の量によって機能が止まる時間は変わりますが、多ければ多いほど長時間止まることがわかっています。では食事の前に砂糖を摂ったらどうなるでしょうか。

 

胃の機能がストップしているときに食べ物が胃に送り込まれるわけですから、胃液が分泌されず食物の消化不良が起きます。つまり、食物の中にあるビタミンやミネラルなどの重要な栄養素を吸収することができないのです。

 

それだけでなく消化不良によって体に大きな負担を与えます。

 

②砂糖は免疫を低下させる

 

私たちは生まれながらにして病原菌に対抗する力や病気から回復する力があります。いわゆる自然治癒力です。この自然治癒システムに一役を買っているのが白血球です。

 

白血球の一種マクロファージは体内に侵入したウイルスや細菌を食べてくれるという頼もしい存在なのですが、白砂糖を摂りすぎることによりマクロファージの機能が低下することが判明しています。

 

以下の図が砂糖を含む食品を食べた後のマクロファージの機能低下の程を数字化したものです。

 

出典:『その11. 白砂糖の害③ 白砂糖は人の抵抗力を弱める』株式会社ピーエス

 

白砂糖の含有量が多ければ多いほどマクロファージの機能は低下するようです。この中で王者に輝いたバナナスプリットというデザートはアメリカの伝統的なデザートで日本ではあまり馴染みがありませんが、興味のある方はこちらをご覧ください。見るからに激甘です…。

 

 

③砂糖は虫歯を引き起こす

 

砂糖を摂ることで虫歯リスクが高まることが分かっています。虫歯を削らなずに治す名医として有名な小峰一雄さんはこう言います。

 

「虫歯を予防するためには、食事内容や生活を見直す必要があるのです。中でも砂糖を摂らないことは、非常に重要で、砂糖をやめれば、虫歯の約9割は予防することができると考えています。」(出典:小峰一雄著『名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』発行元:株式会社竹書房)

 

小峰さんは多くの患者や小学校の子どもの食生活のアンケートをとって、虫歯の多い患者や子どもたちは砂糖を含む食品を非常に多く食べていることを突き止めました。そしてそれを判明して以来小峰式の「シュガーカット」もしくは「シュガーコントロール」によって多くの患者の症状を改善へと導いています。

 

 

この本は虫歯予防だけでなく削らずに虫歯を治す方法が書かれていて、とてもタメになるので是非ご覧ください。

 

④砂糖はインスリン感受性を低下させ糖尿病にさせる

 

砂糖を摂取すると、ブドウ糖と果糖に分解され、血中に送り込まれます。血液中のブドウ糖は「血糖」と呼ばれるのですが、血糖値は食後の1~2時間をピークにして減っていきます。

 

なぜ減るのかというと、インスリンというホルモンが血糖を回収するからです(インスリンはすい臓のランゲルハンス島という組織にあるβ細胞が出しています)。

 

インスリンによって回収されたブドウ糖はエネルギーとして利用されるほか、細胞の増殖やタンパク質の合成に使われます。

 

出典:『インスリンはどのような役割?』糖尿病がよくわかるDM TOWN

 

ここまで聞くと砂糖って必要じゃないのか?と思えてきますが、実はここに砂糖のワナがあります。

 

砂糖によって急激に血糖値が上がるとインスリンもまた大量に放出され、インスリンが発生しすぎると体にインスリン耐性が備わってしまいます。その耐性はインスリンの効果を次第に弱めてしまうのです。

 

すると血中の糖分が回収しきれなくなり、高血糖になった結果、糖尿病になってしまいます。

 

⑤砂糖は食物アレルギーを引き起こす

 

砂糖の過剰摂取で血糖値が乱れると他にも問題が起こります。

 

血糖値の調整のために副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されるのですが、それが続くとコルチゾールの分泌過多によって副腎が疲労し機能が弱まります。

 

その結果、コルチゾールの分泌が減ってしまうのですが、コルチゾールには抗アレルギーの働きもあるため、それがアレルギーの悪化を招くのです。

 

また近年の研究によりコルチゾールの大量分泌により海馬が萎縮することが判明しています。海馬は記憶を司る脳の器官ですので、砂糖を摂りすぎると記憶力低下にも繋がるのです。

 

 

⑥砂糖はガンを発症させる

 

砂糖を摂りすぎると、高血糖になるだけでなく低酸素、低体温、酸性体質になってしまいます。

 

実はこの状態、がん細胞が最も活性化する状態なのです。

 

どのようなメカニズムで低酸素、低体温、酸性体質になるのでしょうか?

 

 

まず低酸素になる理由は「糖化現象」です。糖化とは、糖とタンパク質が結びつくことなのですが糖化の結果、AGEs(終末糖化産物)という褐色の老化物質ができてしまいます。

 

そのAGEsが問題となるのです。糖を取り過ぎると、高血糖になり、赤血球のたんぱく質と結合し、AGEsが発生します。その結果、血中のヘモグロビンも糖化するのですが、そうなると全身に酸素が巡りづらくなり、体全体の細胞が低酸素状態に陥ってしまうのです。

 

低酸素状態になると新陳代謝が低下し、以下のような問題が起こります。

 

  • 冷え性
  • 疲れやすくなる
  • 体がだるくなる
  • 風邪を引きやすくなる
  • 便秘がちになる
  • 肌荒れする
  • 太りやすくなる
  • 老けて見える

 

代謝が落ちて冷え性になりやすくなるということは、低体温になるということです。

 

そしてそれががん細胞が好む状態なのです。

 

最後に酸性体質になる理由ですが、人間の体内は基本弱アルカリ性でそれが一番良い状態と言えるのですが、酸性の食品を食べ過ぎると酸性体質に傾いてしまいます。

 

そして白砂糖は酸性食品の代表ともいうべき存在です。

 

実は黒砂糖は弱アルカリ性の食品ですが、白砂糖へと精製することでビタミンやミネラルが失われ、酸性へと変わってしまいます。

 

また、先ほど説明したように、砂糖に含まれるブドウ糖の過剰摂取はインスリンの過剰作用を引き起こすのですが、その結果、活性酸素が大量発生します。

 

活性酸素によって細胞が傷害を受け、炎症が引き起こされます。そして最悪、活性酸素でダメージを受けた細胞はがん細胞へと変わってしまいます。

 

つまり砂糖はガン細胞が活性化しやすい状態にするだけでなく、インスリンの過剰作用を起こすことでがん細胞を作る遠因になるのです。

 

⑦砂糖は心の落ち込みを引き起こす

 

砂糖を摂ると脳では神経伝達物質のドーパミンが大量に分泌されます。ドーパミンによって一時的に快感や幸福感を得られるのですが、度が過ぎると感情の起伏が激しくなり不安や怒り憎しみなどのマイナスな感情になりやすくなってしまいます。

 

そして砂糖の効力が切れるとまたドーパミンによる幸福感を得たいがために砂糖を摂りたくなり、またマイナスな感情になるという悪循環に陥ってしまうのです。

 

まさに中毒です。

 

それが最悪の場合、精神病に繋がるともいわれています。

 

うつ病傾向の方はまずは砂糖断ちをした方がいいかもしれません。

 

また、過剰なドーパミン分泌は統合失調症を引き起こすという見解もあります。

 

⑧砂糖は肥満の原因

 

先ほど砂糖が間接的に代謝を下げ、太りやすくなってしまうことについて触れましたが、実は砂糖が肥満体質に導くのには別の理由もあります。

 

砂糖の取りすぎによって血糖値が急上昇し過剰なインスリンが分泌されたあと、次は血糖値が急に下がります。そうすると摂食中枢が刺激されて、また空腹を感じてしまいます。

 

その結果、食べ過ぎに繋がってしまうのです。

 

新陳代謝低下している状態で食べ過ぎれば太る一方です。

 

また砂糖に含まれる果糖も摂りすぎると肥満となるもので、剰な果糖は中性脂肪が増える原因なのです。

 

中性脂肪自体は体にとって必要なもので、エネルギー源であるブドウ糖が不足した場合、それを補うためのエネルギー源となります。 肝臓で中性脂肪が合成され、皮下脂肪として蓄えられるのですが、過度な中性脂肪によって皮下組織で増え過ぎれば肥満につながります。

 

 

⑨砂糖は視力を弱める

 

砂糖を代謝するにはビタミンB1が大量に必要になります。砂糖を摂りすぎてこのB1が欠乏すると目の網膜炎や視神経炎を引き起こしてしまいます。

 

また動物実験ですが、ウサギに大量の砂糖を食べさせたところ、眼球と眼窩の骨の発育に悪影響を及ぼし、近視になったという実験報告もあります。

 

⑩砂糖は老化を促進する

 

先ほど「糖化現象」について述べましたが、その結果新陳代謝が落ちて老けて見えるようになるということを触れました。その詳細を見ていきましょう。

 

糖化によって生み出されるAGEsはコラーゲンに蓄積します。コラーゲンとは私たちの肌や骨、血管に含まれる極めて重要な栄養素です。そのコラーゲンにAGEsが蓄積すると、肌の弾力が失われ、肌がたるみ、くすんでしまいます。

 

それだけでなくAGEsは内臓や骨、髪の毛にも蓄積し、全身のあらゆる部分の老化を促します。つまり糖化現象を生み出す白砂糖は美容の敵でもあるのです。

 

ここまで書きましたが砂糖には他にも様々な害があります。

 

もちろん、ちょっと砂糖を摂取したからと言ってこのようになるわけではありませんが、砂糖にはタバコ以上の中毒性があり、その中毒性によって砂糖を頻繁に摂るようになり、上記のような害がもたらされるのです。

 

砂糖だけを悪者のように書きましたが、炭水化物の取りすぎによっても過剰なブドウ糖摂取の結果、同じような症状が起こり得ます。しかし炭水化物は砂糖ほど中毒性がありません。また炭水化物は満腹感を得られやすい一方で、砂糖食品では満腹を感じにくいです。

 

それは上記で触れたように砂糖は急激にインスリンの分泌を促し、血糖値が乱れると摂食中枢が刺激されて、また空腹を感じてしまうからです。そうすると甘い食品の食べ過ぎになってしまいます。

 

また、砂糖を含んだ食品が世の中で蔓延っているのも問題です。外食産業やコンビニ製品、自動販売機のジュースなど私たちの身近なところに沢山甘い食品が溢れています。たまにそれらを食べるくらいで済めばいいのですが、砂糖の甘い誘惑に勝てる人はそう多くなく、やはり食べ過ぎになりがちです。

 

ということで、次回は砂糖断ちするための方法を書いてみようと思います。

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