太陽の異常で地球寒冷化すると同時に大停電発生の危機!

気象変動予測で世界で最も高確率で的中を続けるノーザンブリア大学の天才物理学者バレンチナ・ザーコバ教授による2030年以降の地球寒冷化説(ミニ氷河期説)を前々回の記事でご紹介しました(「地球温暖化と寒冷化がどっちも正しい理由とミニ氷河期を防ぐ救世主」)。

 

実はその原因となる太陽活動の異常によって、寒冷化だけでなく地球全体で大規模な停電が起こる可能性があることもザーコバ教授は示唆しています。

 

なぜ大規模停電が起こるのか、大規模停電の世界的な影響、そして電気が使えなくなった世界でいかに生き抜くか、ということを書いていきます。

 

コロナ質量放出(磁気嵐)による大規模停電

 

ザーコバ教授は今後太陽活動が弱まるとコロナ質量放出(磁気嵐)による大規模停電が起こることを話します。

 

「コロナ質量放出とは、太陽がプラズマの固まり、つまりエネルギー粒子を爆発的に放出する現象を指します。通常、太陽から地球へ飛んできたエネルギー粒子は、極に近い高緯度の位置で止まるのが普通です。ところが、太陽が爆発的なコロナ質量放出を起こすと、磁場が破壊されてエネルギー粒子が中緯度あたりまで飛ぶことがあるのです

「コロナ質量放出がいつ起こるのか予測することは、まだ不可能ですが、その確率は徐々に高まっています。今、太陽活動に異常が起きつつあるからです。」

 

コロナ質量放出のイメージ図

そのコロナ質量放出は過去にも起こっています。

 

最も有名なのが1989年3月13日に起きたコロナ質量放出事件で、この時はアメリカのテキサス州やフロリダ州といった南部地方でもオーロラが観測されました。普段はそのような南部地域では見られないので異例の出来事です。

 

Wikipediaにも載っているくらいの有名な事件です。→「1989年3月の磁気嵐

 

最初はオーロラ現象から始まり、次にコロナ質量放出によってカナダのケベック州に降り注がれたエネルギー粒子が原因となって発電所に膨大で強力な電流が流れて、発電所は深刻なダメージを受けました。その結果、9時間もの間電力供給が完全にできなくなってしまったのです。

 

他にも米国の気象衛星の通信が止まったり、ヨーロッパのラジオ放送が断絶したり、世界各国の社会インフラが影響を受けました。

 

その後、1989年8月にも別の磁気嵐によってトロントの株式市場での売買停止を引き起こされました。

 

宇宙でもコロナ質量放出の影響が見られ、2003年10月、日本の地球観測衛星「みどりⅡ」が破壊されたのもコロナ質量放出が原因とされています。

 

ザーコバ教授によると、コロナ質量放出(磁気嵐)の影響を最も受けやすいのは発電設備や太陽電池だそうです。実は北半球の高緯度に位置する発電所の中にはコロナ質量放出対策を打って、施設を密封状態にしているところもありますが、中緯度ではそのような対策はほとんど見受けられません。

 

仮に1989年に起きた大規模なコロナ質量放出以上のものが起きると、中緯度の各国(日本、中国、アメリカ、ヨーロッパなど)で大停電が起こることが考えられます。

 

ちなみにコロナ質量放出は太陽フレアにともなって放出されることが多いものの、太陽フレアより先に起こったり、太陽フレアとは独立に発生することも約半数あり、その因果関係はよくわかっていません。

 

大規模停電による様々な影響

 

現代社会は昔に比べて電気への依存度はかなり高いです。仮に世界中で大停電が起こるとどうなるのかを見ていきましょう。

 

過去の事例を挙げると、例えば以前ロシアで大停電が起きた際に、病院が機能停止になり、インシュリン投与が必要な患者の99%が亡くなるという事件が起こりました。

 

病院も電気が患者の命を守っていると言っていいほど電気依存度が高いです。

 

また身近な例でいうと、当然インターネットも使えなくなります。テレビも見られません。印刷機も使えなくなって新聞の発行は止まるでしょうし、情報を取得しようにも電気がないと取得する手段がなくなってしまうのです。

 

『サバイバルファミリー』という映画を彷彿とさせます。日本の映画なのですが、電気が消滅して人々の生活が危機を迎えた世界が舞台となっていて、生き残りを懸けて東京脱出を試みる家族の姿を描いた作品です。電気がなくなったら世界はどうなるのかを考えるのに非常に参考になる映画だと思います。

 

話は逸れましたが、大停電になると経済やインフラにも大きな影響が出るでしょう。信号機は動かなくなり、公共交通機関は大混乱になるでしょうし、世界各国の金融市場で動作しているコンピューターシステムの一部がクラッシュして誤作動を起こし大混乱を招くこともあるでしょう。

 

日本でも2005年に「新潟大停電」が起きたことを覚えている方もいると思いますが、当時は新潟県内の広い範囲で約1160基の信号機が機能を停止し、至るところで交通渋滞が発生し、交通事故も複数発生しました。他にも列車は10時間ほど停止するなど、様々な公共交通機関が麻痺してしまいました。

 

2018年にも北海道で大地震が起こり24時間停電が起こりましたよね。北海道でも多くの信号機が機能しなくなり、事故も何件か起こっています。非常用電源で点灯する「消えない信号機」がこの10年間で2倍に増えましたが、コスト高が原因で北海道は導入率1.5%(全国の導入率は4.6%)でした。北海道警察によると、当時道内にある1万3040の信号機に対し、非常用電源装置はたった199台でした。地震後の停電時には北海道警察は主要の交差点で警官の手信号で交通整理が行われましたが、それでも事故が何件か起こっています。

 

前述したように発電所が機能しなくなって電気が使えなくなるまではまだマシですが、原子力発電の原子炉のコントロールが効かなくなると近くの方は命の危険が非常に高くなります。

 

その上さらに寒冷化という現実もあることを忘れてはなりません。こうなると世界はカオス状態になってしまいます。

 

大停電が起きてしばらく電気が使えなくなった後ことを想像してみてください。

 

今の生活を見直してみて、どれだけ自分たちが電気に頼っているのかが分かるでしょう。

 

もし電気が完全に止まっても生きていけるくらいの対策は打っておいたほうが良いように思います。

 

大停電後の世界で生き残るための対策

 

長期間の大停電が起こるとどうなるかというと、パニックによる水と食料の爆買いが所々で生じることになるでしょう。そうなるとスーパーやコンビニはすっからかんになり、公共交通機関も麻痺しているので新たな仕入れが見込めません。そしてハイパーインフレが起こり紙幣の価値はほぼ0の紙屑同然になってしまうでしょう。電気が使えなくなると、紙幣が何の役にも立たなくなることは先ほど挙げた「サバイバルファミリー」でも描かれています。

 

そのことを想定すると、まずは生きる上で一番大切な水と食料の確保が一番大事です。都会は田舎の農作物に依存して成り立っていますし、水道施設が機能停止し水道が使えなくなると周りに飲める水がほとんどないので、そういった意味では畑や綺麗な河川、湧き水が豊富な田舎の方が生きやすくなります。都会に住んでいる方はせめて1週間分以上の水と食料は蓄えておいた方がいいと思います。これは地震対策と一緒ですね。

 

水や食料を自給自足している人がこういう時に一番慌てずに済みます。私もこういうことがいつか起こるであろうと想定して、都会から田舎へ移住し、自給自足度を高めるために日々邁進しています。

 

また、寒冷化になることを想定すると、電気なしでいかに暖を確保するのかも大事になります。薪で火を起こすのが一番シンプルですが、これも都会暮らしの人にとっては難しいことでしょう。薪を簡単に用意できない人は電気を使わない石油ストーブが一番いいかもしれません。実際「2000年問題」の時もコンピューターシステムが大規模な停止を起こすかもしれないと騒がれて石油ストーブが爆発的に売れたことを知っている人も少なくないでしょう。

 

しかしそれも確保している灯油がなくなるまでの一時的な措置に過ぎません。大停電が起こると一気にガソリンスタンドの灯油は売り切れるでしょうし、それは3.11の東日本大震災の時も一時的に同じような現象が起きたことは記憶に新しいと思います。

 

そうなるとやはりいつでも薪を確保できる田舎暮らしが最強です。薪さえあれば素人でも簡単に作れる「ロケットストーブ」で暖が取れますからね。

 

「調理コンロタイプのロケットストーブ」 ライセンス所持者:Cschirp CC 表示-継承 3.0

 

燃焼管に断熱材を周囲に詰め込んだだけのシンプルな作りです。

 

万人に田舎暮らしを勧めているわけではありませんが、そのほうが非常事態の時でも慌てなくても生きていけますし、通常時でも意外に豊かであるように感じていることは強調しておきたいところです。

 

上記のように寒冷化時代に電気がなくなると、「水」「食料」「暖」の確保が特に重要になります。そして何より助け合える人々が周りにいるかどうかも重要です。

 

このように電気が使えなくなった世界を描いた作品は「サバイバルファミリー」だけでなく他にもあります。個人的にオススメなのが「百姓レボリューション」という本です。

 

この作品もまた大地震によって電気や水道などのインフラだけでなく政治経済もある日を境にストップしてしまった世界が舞台で、そのような過酷な世界でいかに生きるかを描いた作品なのですが、これがまた東日本大震災のちょうど1ヶ月前に発売されたことがこの本を話題にさせました。

 

以下がアマゾンの説明です。

 

福岡正信さんが提唱した国民皆農論(自給自足論)、川口由一さんの提唱する自然農、パーマカルチャー、エコビレッジ、経済のローカル化、水瓶座の時代、ヘンプ、地域通貨、アサーション・トレーニング、コーチング、里山と森、古民家、ドームハウス、先住民の文化、縄文、お金のない社会とお金のある社会、近江商人の成功哲学、ロケットストーブ、コンポストトイレ、古民家など、半農半Xな暮らしやスローライフのキーワードが次から次へと出てくるマニアにはたまらない内容。エコビレッジづくりに興味のある人たちの間では、一部教科書として利用されるほど、実用書的な内容でもある。

 

今後の世界でいかに生きていくかを考えるにあたって非常に参考になる内容ばかりなので是非読んでみてください。

 

寒冷化だけでなく、コロナ質量放出による電気が使えなくなる世界もSFのストーリーではありません。それは科学的見地から基づいた未来予測で、現実に起こるかもしれないことです。

 

それだけでなく今回話したことは地震対策にも通ずることです。備えあれば憂いなしってやつで、少しでも予め準備をしておけば今後の起こりうる様々な危機を切り抜けることができるはずです。

 

これをキッカケに今後のライフスタイルの変革を考える方が一人でもいてくれたらこちらとしては幸いこの上ないありません。

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