食品をスーパーやコンビニなどで購入する際、裏面の添加物をいつも見ていますか?
どれだけの人が見るのかは分かりませんが、見る人も見ない人も気をつけるべき添加物をある程度は知っておいたほうがいいと思います。
中にはもともと化学兵器として使われようともしていた添加物もあるほど、食品添加物の実態は恐ろしいものです。
しかし、それさえ知っていれば恐るるに足りません。書いてあるものを買わなければいいのですから。
ということで今回はハイレベルで危険度の高い添加物だけを簡単に挙げていきます。
アスパルテーム
アスパルテームはジュースやお菓子などによく使われる人工甘味料のことです。砂糖より200倍も甘くカロリーはないという魔法のような甘味料です。
アスパルテームの毒性については各機関から論文が多く出ており、「神経毒作用」があるとして注意喚起されています。
それもそのはず、アスパルテームはかつて化学兵器として使用されようとしていたこともあるほどなのです。
ブドウ糖果糖液糖
こちらの添加物もジュースやドレッシングなど液体系によく使われていています。
これは元はコーンシロップなどが原料になっていて、トウモロコシが使われています。
そしてそのトウモロコシはほとんどがアメリカやカナダからの輸入品で、さらには遺伝子組み換えの可能性が高いと言われています。
ブドウ糖果糖液糖のにおけるトウモロコシのような原料材に関しては遺伝子組み換え表記義務がないため、見破ることはできません。そのためなるべく摂らないようにするしか対策はありません。
ブドウ糖果糖液糖は「果糖ブドウ糖液糖」のように表記名の順序が違っていたり、「異性化糖」と表記されることがあります。
また、コーンシロップは安物のビールにも良く使われているので、その表記がないビールを選んだほうが良いでしょう。
グルタミン酸ナトリウム(アミノ酸等)
グルタミン酸ナトリウムは日本や一部のアジアではお馴染みの「味の○」そのもので、うま味調味料として多岐に渡るジャンルで使われています。
こちらはよく「アミノ酸等」として表記されています。
グルタミン酸ナトリウムには偏頭痛、緑内障、味覚障害を引き起こすと言われており、摂りすぎには注意です。ただ本当にいろんな食品に含まれているので、摂取量0にするのはかなり困難です。
とは言っても、ほどほどに気をつけるくらいの注意はしたほうがいいと思われます。
ちなみにグルタミン酸ナトリウムは非必須アミノ酸の「グルタミン酸」と混合されがちですが、似て非なるものです。
ショートニング
こちらはパンやお菓子によく使われているもので、トランス脂肪酸を多く含むものとして有名です。
トランス脂肪酸は欧米ではなんらかの規制が設けられていますが、日本においては一切規制されていません。
アメリカでは心臓疾患の原因がトランス脂肪酸の取り過ぎという結論に達し、トランス脂肪酸の主要摂取源であるPHOsが禁止されました。
これもまた過剰摂取に注意が必要な食品添加物の代表物です。
着色料
着色料は文字通り色付けのためのもので、味付けとは一切関係なく見栄えを良くするためのものです。
着色料の中でも赤色2号、赤色3号、緑色3号、青色1号、黄色4号などは発がん性があるものとして注意喚起されています。
ちなみにいちごのアイスなどの赤色は純粋ないちごが使われていることはほとんどなく、虫由来のコチニール色素などが使われています。
この少しグロテスクな虫を潰すことで赤い着色料が得られます。コチニール由来の着色料は比較的安全と言われていますが、それに含まれる不純物のタンパク質がアレルギーを引き起こすとして注意が促されています。
消費者の意識が世界を変える
ということで今回は簡単に5種類の食品添加物を挙げましたが、他を挙げればキリがないほどいっぱいあります。全部気にし出したらスーパーで売っているものをほとんど食べれないくらいあります。
どれもこれもちょっと摂取しただけで不健康になるというわけではありません。ただ塵も積もれば山となるということわざ通り、何も気にせずいろんな添加物を体内に取り込むと徐々に徐々に体は蝕まれていきます。
気にしすぎるのもまたストレスフルになるかもしれませんが、ほどほどに気をつけるくらいの注意はしたほうがいいでしょう。
食品を手にする際裏面の食品添加物表をみる癖をつけてご自身でどんなものかを調べてみると良いでしょう。
日本料理には欠かせない醤油や味噌だけでも無添加のものとそうではないものが面白いくらいに分れていて、値段も違ってくるので、見分けが付けれるようになると面白いです。
面白がってやるくらいの気持ちで食品を見分ければ、それが習慣になって続いていくと思います。
そして食品選びとは選挙のようなものだと捉えると違った視点でスーパーで購入するようになっていきます。
私は普段、無添加にこだわっている自然派の企業を応援する気持ちで食品を購入するようにしています。
それらが生き残って、無添加のものが当たり前の世の中になることを願って。
消費者の意識が生産者を変えることができて、世界を変えることができるのです。